ついに100万部突破!ミリオンセラー『なぜ生きる』が提示する「生きる目的」と、運命を切り開く「因果の道理」
堂々たるミリオンセラーへの到達
今日は、皆さんに素晴らしい、そして喜しいお知らせがあります。私たちが大切に読み、皆さんにも薦めてきた一冊の本、『なぜ生きる』がついに100万部を突破いたしました。
かつての動画の中で、私は何度かこの本を「ミリオンセラー」と呼んでご紹介したことがありました。しかし、出版業界における「ミリオン」という言葉の定義は、実は大変厳密なものであることを後から知りました。私自身、97万部や98万部という数字を見て「ほぼミリオンだ」と思っていたのですが、業界の通例では、出荷数がきっちりと100万部を超えない限り、その称号を使うことは許されないのだそうです。
この度、この『なぜ生きる』を出版されている「1万年堂」の社長さん、私の友人でもある彼から、「ハッキリと100万部を突破しました」という明言を直接聞くことができました。
そして3月1日付で、1万年堂からは号外の『1万年堂新聞』が出されました。そこには大きな見出しで、「『なぜ生きる』ついに…100万部突破!ミリオンセラー」と掲載されています。これで、名実ともに間違いのないミリオンセラーとなりました。
この号外の中には、知る人ぞ知る「ベストセラー鑑定人」として高名な井狩春男さんからのお祝いの言葉も頂戴しています。井狩さんといえば、出版業界では非常に有名な方で、「この人が売れると断言すれば必ず売れる」と言われた方です。その井狩さんがこの本の出版にも関わってくださり、100万部突破に際して素晴らしいメッセージを寄せてくださいました。
『なぜ生きる』が100万部という、名も知らぬ多くの人々の心の奥底に届く「黄金の書」となったことは、その内容の素晴らしさを何よりも証明しています。
今、書店の店頭に並んでいる『なぜ生きる』には、「100万部突破」という輝かしい帯が巻かれています。まだお読みになっていない方は、ぜひこの機会に手に取っていただきたいと思います。
「生きる目的」という根本問題への挑戦
『なぜ生きる』というタイトルが示す通り、この本は私たち人間にとって最も大事な問題を真正面から扱っています。世の中には数多くの本がありますが、この本が他と一線を画しているのは、「生きる目的の答えはある」とハッキリ断言している点です。
監修は私の先生である高森顕徹先生であり、二人の著者による共著となっています。一人は、京大医学部出身の精神科医として非常に有名な明橋大二さんです。累計600万部を超える大ベストセラー『子育てハッピーアドバイス』の著者でもあります。そしてもう一人が、哲学者の伊藤健太郎さんです。伊藤さんは東京大学大学院修士課程を修了され、科学哲学を専攻された哲学の専門家です。
精神科医と哲学者という、この異色のコンビによって生まれた『なぜ生きる』は、25年という歳月をかけて、着実に読者の心をとらえ続け、ついに100万部という金字塔を打ち立てました。
ウィトゲンシュタインの沈黙を超えて
ここで、哲学的な視点からこの本の重要性を考えてみたいと思います。20世紀を代表する哲学者に、オーストリア出身でケンブリッジ大学教授を務めたウィトゲンシュタインという天才がいます。彼の主著『論理哲学論考』の最後の一節は、あまりにも有名です。
語りえぬことについては沈黙しなければならない
彼は、言語には限界があり、言葉によって「人生の意味」や「生きる意味」を論ずることはできないと証明しようとしました。それらは言語の範疇を超えた事柄であり、語ることは不可能である。ゆえに、哲学者はそれについて沈黙すべきだというのです。このウィトゲンシュタインの断言以降、現代哲学は「人生の意味」を問うことを放棄し、いかに実生活に役立つかという「プラグマティズム(実用主義)」へと舵を切ったと言っても過言ではありません。
では、なぜ哲学者である伊藤健太郎先生は、この『なぜ生きる』という本の中で「人生の目的」を論じることができたのでしょうか。哲学では語りえぬはずの領域に、なぜ踏み込めたのか。
それは、言語の限界、すなわち人間の知恵(仏教でいうところの「凡夫の知恵」)の限界を超えたところに答えを求めたからです。人生の目的は、「仏智(仏の智慧)」をもってのみ知ることができるものです。『なぜ生きる』は、その仏の智慧を体得された親鸞聖人のお言葉に基づいて語られています。
伊藤先生は哲学者であり、同時に仏教者でもあります。私は親しみを込めて、彼を「イトケンシュタイン」と呼ぶことがあります。彼にそう伝えると、照れくさそうに、しかし嬉しそうにしています。ウィトゲンシュタインが「沈黙せよ」と言った領域に対し、仏智の光をもって論理的に、かつ明快に答えを提示している。その意味で、伊藤先生はまさに現代哲学の限界を超える役割を担っていると言えるでしょう。
新刊:『幸せへの一歩は運のせいにしないことから』
さて、本日は『なぜ生きる』の著者の一人、伊藤健太郎先生の新刊もあわせてご紹介したいと思います。タイトルは、『幸せへの一歩は運のせいにしないことから』。表紙には、アヒルが空に飛んでいく風船を眺めているような、ほのぼのとした優しい絵が描かれています。しかし、その柔らかな装丁とは裏腹に、内容は非常に深く、そして緻密な論理に基づいた本です。
「はじめに」の一節を少し引用してみましょう。
確かに私たちは不幸な目、つらいことに出くわすと、誰かのせいにしがちですよね
この書き出しからして、非常に論理的です。私たちは思わぬ不幸に見舞われると、驚き悲しみながら、必死にその理由を探そうとします。「誰のせいでこうなったのか」と犯人捜しを始めるのです。
責任をなすりつける相手が見つからなければ、今度は「運が悪かった」と環境や条件のせいにします。誰かを、あるいは何かを悪者にしないと気が済まないのが人間というものです。
しかし、恨みや怒りに任せて行動しても、決して幸せにはなれません。伊藤先生はこの本の中で、怒りが噴き上がった時の対処法として、私たちがとりがちな3つの選択肢を挙げています。
- 報復: 直接怒りをぶつけ、恨みを晴らす。
- 八つ当たり: 無関係の人に怒りをぶつける。
- 忘却: 運が悪かったとあきらめる。
どれも得策ではありません。「報復」は最悪のシナリオです。自分では正当な仕返しのつもりでも、相手は必ず「やりすぎだ」と受け止め、さらなる憎悪を生みます。こうして「恨みの応酬」は双方が破滅するまで続くのです。「八つ当たり」は卑劣な弱い者いじめであり、後に激しい自己嫌悪を生みます。
そして「忘れる」という選択も、実は非常に難しいものです。「考えないようにしよう」と思えば思うほど、脳はそれを意識してしまうからです(これを証明する「シロクマ実験」は有名です)。
そこで、本書が提案する第4の解決法が、「頭を使う――運命の仕組みを知る」ということです。
運命を切り開く「因果の道理」
この本は、私たちが漠然と「運」と呼んでいるものの正体を、論理的に解明しようとする試みです。伊藤先生は西洋哲学にも造詣が深く、ソクラテス、プラトン、デカルト、パスカル、スピノザ、ロック、ヒューム、カント、ヘーゲル、ショーペンハウアー、ニーチェ、サルトルといった名だたる哲学者の思索を踏まえながら、運命の正体に迫ります。
その結論として語られるのが、仏教の根幹である「因果の道理」です。
本書の「第2歩」のタイトルには、こう記されています。
運命は自分で切り開く――自因自果を知らされると、不満や恨みが消え、心の安らぎが得られます
ここで使われている「自因自果(じいんじか)」という言葉は、仏教の用語です。仏教とは、今から2600年前、地球上に現れた釈迦牟尼(お釈迦さま)が説かれた教えです。その膨大な一切経を貫く一貫した法則が、「因果の道理(因果律)」です。
具体的には、私たちの運命は何によって決まるのか。それは、「我々自身の行為(行い)」によって決まるのだと教えられています。
- 善因善果(ぜんいんぜんか): 善い種をまけば、善い結果(幸せ)が現れる。
- 悪因悪果(あくいんあっか): 悪い種をまけば、悪い結果(不幸)が現れる。
- 自因自果(じいんじか): 自分のまいた種の結果は、すべて自分に現れる。
これが、いつでもどこでも変わることのない、大宇宙の真理です。私たちは嫌なことが起きると、「運が悪かった」「アイツのせいだ」と、そこ思考を停止させてしまいます。しかし、それでは真の向上はありません。「善い運命も、悪い運命も、すべては自分のまいた種まきである」この「自因自果」の道理(自業自得、因果応報とも言います)を根底に据えることで、私たちは初めて自分の人生に責任を持ち、前向きに運命を切り開くことができるようになるのです。
読者の声と、これからの歩み
この伊藤先生の新刊も、既に大きな反響を呼んでいます。朝日新聞に掲載された大きな広告には、読者の方々からの感動の声が寄せられていました。
いろんな人生論、幸福論を読んできましたが、それらの集大成のような一冊でした(60歳・男性)
生きる支えを見いだせました(65歳・女性)
この本で家族3人救われました!本当にありがとう(34歳・男性)
まさか人生を変える本に1500円で出会うとは(35歳・男性)
1,500円という価格で、人生がガラリと良い方向に転じるのであれば、これほど素晴らしいことはありません。
運命というものは、誰かに与えられるものでも、ただ信じるだけのものでもありません。自分の手で切り開くものです。いかなる絶望の状況にあっても、そこには必ず希望の光が注がれています。なぜなら、これからの種まき次第で、未来はいくらでも変えていけるからです。
『なぜ生きる』の100万部達成を心からお祝いするとともに、その著者の一人の新刊『幸せへの一歩は運のせいにしないことから』も併せて、皆さんに強くお勧めいたします。
皆さんの人生が、仏教の説く「因果の道理」によって、より明るく、前向きなものとなり、「なぜ生きる」の答えに到達されることを願ってやみません。
▲ この記事の元になった解説動画です